【発達障がいと運動の効果について】

2021.08.07

【発達障がいと運動の効果について】

 

この記事は、、、

・発達障がい、グレーゾーンって?

・運動神経とは?

・原始反射とは?

・原始反射と運動を統合させる?

について書かれています。

 

横浜 大倉山 で子どもの運動教室も開講している後藤です。

子ども運動教室の子どもたちは実に様々でユニークな個性を持っています。

この記事や我々の教室を通じてもっと、自分の子どもを少し医学的に理解でき、成長にもっと寄り添えるようになっていただける    『気づき』が少しでもあればと思います。

 

【グレーゾーンってなんだ!?】

 

グレーゾーンの特徴は

・落ち着きがない

・先生の話を聞いていられないことがある

・一方通行のコミュニケーション

・集団行動が苦手で一人遊びに没頭する

・身辺整理や片付けが苦手

・パニックに陥ることがよくある

・集中した興味関心

・すぐにケンカをしてしまう

「言うことを聞かない子」などと学校や家庭でも何度も怒られやすい特徴を持っています。

また、神経の働きにも特徴があります。

まずは、神経について少しご説明します。

 

【運動神経とは?】

 

神経はまず

中枢神経(脳・脊髄)と 末梢神経 に分類されます。

中枢神経(脳・脊髄)から枝のように体全体に伸びている神経のことを 末梢神経 と言います。

末梢神経系は機能的には、

体の知覚・運動を制御する 体性神経系

 

内臓・血管などの自動的制御に関わる

自律神経系とにわかれます。

 

体性神経は、

知覚神経(感覚神経とも呼ばれます)と、

体の各部への意識的な運動命令をつたえるための運動神経うんどうしんけい)に分けられます

外部(目・耳・皮膚・鼻)からの情報を瞬時に判断し、脳からの運動命令を各筋肉などに指示を与え運動を起こします。

 

《 原始反射とは? 》

 

反射運動とは

脳がまだ発達していない乳児期では、脳からの指令で体を動かしているのではなく、無意識に体が動いてしまうことを「原始反射」と言います。

例えば

ルーティング反射(追いかけ反射)
赤ちゃんのお顔に乳首をつけると、乳首を探すように左右に口を動かす反射です。赤ちゃんのほっぺなどに指で触れても、見ることができます。

・手掌把握反射
赤ちゃんの手のひらを指で刺激すると、ぎゅっと握り返す動作です。

「原始反射」は、ある一定の条件が加わったときに自然に起こる反応です。脳が成長すると共にこの「原始反射」は自然になくなっていきます。

説明ばかりで難しくなりましたが、

 

まとめると

自分自身の意思で動かしている 運動神経

自分自身の意思ではなく、本能(無意識)で身体を動かしている 反射運動

となります。

 

グレーゾーンの子供達は、この反射運動が多く残っている事が医学的にも証明させています。

 

 

【 原始反射と運動の統合とは 】

 

脳への刺激として、最も有効な手段の一つが「運動」です。

例えば

原始反射の把握反射はものを掴むための必要な反射です。掴むことが自然とできるようになるために必要な運動ですが、本能的に行われるこの把握反射が消失の機会を失うと、反対に手先が不器用になりお箸や・ペンを持つことが苦手になります。

ですので、お箸の持ち方がめちゃくちゃだったり、字がきれいに書けなかったり、そもそもお箸が嫌いでフォークばかり使ってたり、ペンを持つ事が嫌いな子どもは、把握反射が残っている可能性が非常にたかいです。

このような子どもを一般には「不器用」「勉強・食事がキライ」などと評価されてしまいます。

 

でも、現場において把握反射が残っていると判断できる方がいたらどうでしょうか。

 

その子どもに対してお箸の練習ではなく把握反射を統合する運動をすることで、お箸を持つという行為自体が無理のないものとなり、集中力の向上や学力の向上へと繋がっていきます。

 

他にも実に様々な原始反射があります。

そのどれもが発育発達を大きく遅れさせる原因となっています。

 

どの原始反射が残っているかを把握することで必ず 気づき があります。

『なるほど!!』『そうだったのか!!』

と だからこの運動・動作・嫌がっていたんだとわかります。

 

次に、残っていた原始反射を統合運動で日々行っていくと原始反射の反応が消えていき、落ち着きがでてきたり、嫌だった運動・動作がスムーズに行える様になっていきます。

 

また、どのような特徴の子でも年齢に囚われ 驚くほどの成長を見せてくれます。

 

この原始反射 統合運動ができのも私達だけです。是非体験せれ 気づき を発見して下さい!!

 

希望の光が見えてきます。

私達がしっかり希望の光をしっかりとした光になる様サポートしていきます。

是非お待ちしております!!!

 

お問い合わせはこちらから!

 

この記事の筆者

 

 

柔道整復師  後藤 琢也:龍谷大学スポーツサイエンスコース卒業後国家資格である柔道整復師の資格を取得。整形外科、スポーツジム、整骨院勤務後2014年HALF TIME治療院開業。全国高校ラグビー大会3位、全国大学選手権出場の経験を活かしアスリートから子供、高齢者まで治療を行う/某オリンピックメダリストパーソナルケアなど担う/柔道整復師/ライフキネティックトレーナー

鍼灸師  後藤 美保:高校卒業後に明治東洋医学院で鍼灸師の資格を取得その後大手マッサージ会社に11年勤め独立し12年。トップアスリートや芸能関係者さまざまなジャンルの方の治療に携わる。

 

 

パーソナル運動療育 animom(アニモ)

https://kids-exercise-animom.com/